泌尿器科でのエコー検査

エコー検査とは

泌尿器科を受診したときには問診だけで診断が行われるわけではなく、なんらかの検査が行われることもあります。
その検査の1つになるのがエコー検査です。
エコーとは超音波のことで、これを使って体内の様子を画像にする検査になります。
簡単に仕組みをご説明すると、専用の機器を使って超音波を体内に当て、跳ね返ってきた信号をもとに体内の様子を把握し、画像化するのです。

この検査が行われるのは泌尿器の様子を具体的に観察したいときなどです。
たとえば結石ができていないかはこのエコー検査で調べられます。
結石とは体内にできる石のことです。
尿管結石という名前を聞いたことがある方も多いでしょう。

体内でできた石が尿道の中に入り、非常に激しい痛みが出る病気です。
この病気は泌尿器科で受診する病気なのですが、その原因になる石の有無はエコ―検査で調べられます。
このような結石の有無を調べるほか、前立腺の肥大症やガン、腎がんといったその他の症状の検査のためにも利用されます。

エコー検査は痛い?

泌尿器科での検査は痛いとよく言われますが、エコー検査は痛みのない検査です。
超音波を当てられたときに何か感じることは特にありません。
また、レントゲンを撮ったときはごく少量ですが被爆することになります。
もちろんガイドラインが定められており、健康には影響がないレベルに抑えられていますから問題はないものの、やはり不安を感じている方もおられます。
エコー検査にはそのような心配もありません。
それを受けることでごく少量でも健康のリスクがあるという検査ではありませんから、安心して受けられます。

エコー検査はどうやって受けるの?

この検査はどのように実施されるのかというと、2つの方法があります。
1つはお腹の上から専用の機器で超音波を当てる方法です。
もう1つは専用の機器を直腸に挿入し、そこから超音波を当てる方法となります。
どちらになるのかは少し気になりますよね。
直腸に機器を入れられるよりはお腹の上からこの検査を受けたい方が多いでしょう。

どちらになるかは医師の判断によりますが、必要がなければ負担を軽くするためにお腹に超音波を当てる方法を選んでもらえることも多いです。
ただし患者側で希望はできません。
基本的には医師の判断によってどちらになるかが決まります。
直腸への挿入となりやすいのは、前立腺についての検査をする必要がある場合です。
このときは直腸への挿入となることも多いですね。
泌尿器科で行われるエコー検査とはこのようなものです。