泌尿器科で診る性器の痛み

性器に痛みがある場合、性病の可能性があります。
多くの場合は性器に痛みがある場合、淋病やクラミジア、カンジダ症、トリコモナス症などが考えられます。
実際に痛みが伴うものもあれば伴わないものもあるので、素人が独自に判断するということは難しいです。
しかし、近年はインターネットで情報が手に入るようになり、自己診断してしまう人も多くなっています。
性病は専門の泌尿器科医に診てもらわないとわからないこともあるので、何かおかしいと思った場合は気軽に相談してみてください。

ただ、女性はもちろん、男性でも性器の相談をするというのは恥ずかしいということも多いでしょう。
近年は性別別に用意されている泌尿器科もあるので、そちらを利用してみると良いです。
女性の性病患者は女性医師、男性の性病患者は男性医師というように別れて診察していることもあるので、安心してください。

では、実際に痛みがある性病に関しては、どのようなものがあるのでしょうか。
それを見ていくことにしましょう。
性病の中でも、日本人の感染者がとても多いのが、クラミジアです。
これは性器にクラミジアが感染することによって発症する病気です。
この疾患の場合、多少ですが痛みを伴うことがあります。
男性も女性も痛みに関しては感じることも少ないですし、本来のクラミジアというのは自覚症状もほとんどないのが特徴です。
しかし、下腹部に痛みを感じたり、性器に痛みを感じたりする場合は、クラミジアに感染していることもあります。
場合によっては不妊の原因にもなることがあるので、油断することなく早めに医師に相談してみてください。

その他、性器に痛みがある場合は、淋病の可能性が高いです。
女性の場合はあまり露骨な症状などは出ないので自覚症状も少ないですが、男性の場合は強い痛みが発生します。
さらに膿が尿に混ざることもあり、症状としてはかなり顕著に出てきます。
男性で性器に痛みを感じる場合は、淋病を疑っても良いかもしれません。

さらに注意しておきたいのが、カンジダ症です。
これは主にかゆみを伴う性病なのですが、女性の場合は強いかゆみが発生するとともに、痛みが発生する場合もあります。
男性も似たような症状が出ることもあるので、そちらも疑っておくと良いでしょう。

他にはトリコモナス症などもあります。
男性も女性もかゆみが生じ、男性の場合は痛みを伴うこともあるので注意が必要です。
女性は痛みよりもかゆみの方が大きいので気付きにくいかもしれませんが、一度泌尿器科に相談してみることをおすすめします。